「恣意性」←ややこしいので今すぐ新しい言葉に変えたほうがいい

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「恣意性って言葉、あまりにもややこしすぎるよ~~~!!!!」

これ、絶対ブログやらTwitterやらでしこたま言われてるだろ!!と思って意気揚々と「恣意性 ややこしい」で検索してみた。

該当する内容が……ない……???????

おかしい。なにかが間違っている。おそらく世界が間違っている。

がしかし、つまりこれはまだ俺しか到達していない視点ということなので(ポジティブ)、先んじてここに「恣意性ややこし委員会」を創設し、初代会長として創設の理念を掲げておきたいと思う。

そもそも「恣意性」ってなに?

しい‐せい【恣意性】〘 名詞 〙 ( [フランス語] arbitraire の訳語 ) 言語学で、言語記号の音声面とそれが指示する意味面との結びつきは必然的なものではなくて、社会慣習的な約束事としてのものであるということ。ソシュールの理論の基本的概念の一つ。(引用:精選版 日本国語大辞典)

硬いよ~~。これだとなにを言ってるのかわかりにくいと思うので、もう少しわかりやすくかみ砕いてくれているサイトからも引用させていただく。

「言語の恣意性」とは、ある物を示す言葉(=シニフィアン)とそのイメージ(=シニフィエ)の間には、必然的な関係が存在しないという考え方です。(引用:哲学ちゃん

そう!!これです!!!なんて簡潔でわかりやすい説明!!!!!

これでやっと本題に入れるんだけど、この「恣意性」って言葉、めちゃくちゃややこしくないか?
「恣意性」の意味内容にどうこう言いたいわけじゃないんです。単純に「恣意性がある/ない」って言ったときにややこしさが爆発するからなんとかしてほしいってだけなんです。

なにがややこしいかって、日常的な具体例で説明すると
「言語には恣意性があるよね~」
と言ったとき、恣意性が「ある」と言っているのに、意味としては言葉とイメージの必然的な繋がりは「ない」と言っているんですよ。これ、致命的じゃないですか?言ってるほうも聞いてるほうも頭こんがらがってしゃーない。

まとめると、
「恣意性がある」はシニフィアンとシニフィエの間に、「必然的な関係がない」ことを意味する。
「恣意性がない」はシニフィアンとシニフィエの間に、「必然的な関係がある」ことを意味する。

「ある」ときは「ない」????「ない」ときは「ある」??????

なぞなぞ?????禅問答???????

色即是空、空即是色みたいなことを言わないでほしい。

だがしかし、この分析からこの「ある」と「ない」のズレが根本になって、強烈な違和感を生んでいるのだというところまではつかめた。
あとは「シニフィアンとシニフィエの間の必然的な関係」に対して「(任意の言葉)」を充てれば、「ある/ない」のねじれは解消され、無事解決だ。

ここまで読んでくれてありがとう。「(任意の言葉)」ってなに?と思ったかもしれない。上記の「(任意の言葉)」の部分には、あなたの好きな言葉を充ててもらって構わない。架空の国の名前でも推しの名前でも、あなたが「シニフィアンとシニフィエの間の必然的な関係」に対してその言葉を充てているという認識されきちんとできていればなんでも大丈夫だ。その理由については、もう理解しているはずだ。

「言語には(任意の言葉)がない」ためである。

やっぱりどうやってもわかりにくいかも!!!!!!!!!!

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